彼がフラれた理由『好きだけど、愛とは違う』③

2011年05月09日

彼がフラれた理由---『好きだけど、愛とは違う』

前回は、鼓動・呼吸のドキドキと胸のときめきが良く似てる所から恋に変わりやすい話でした。

今日は、好意と愛情の感情についてのお話です。


 ある男性が、付き合っている女性にプロポーズしたところ、
『あなたのことそういうふうには考えられないわ』
といって断られたそうです。
 週末のデートを重ね、お互いを十分かりあっているつもりだった彼はショックを受け、彼女に理由を尋ねると、
『あなたのことは好きだけど、愛とは違うの』
という答えが返ってきました。女性にとって、好意と愛情、ライクとラブは違う感情だというわけです。
 
心理学でも、好意と愛情は違った感情だとしています。友人としての好意は、相手に対する敬意や自分との類似性が基礎になっています。恋人としての恋愛感情には、好意とは異なる三つの心理特徴があります。

まず、
①相手に親和的・相互依存的欲求を強く持つ。
②援助欲求や慈愛の気持ちを強く持ち、献身的になる。
③二人だけの世界を深めていこうとする。つまり、排他的欲求も強くなる。


心理学の調査によれば、好意と恋愛の相関は、女性よりも男性の方が高いという結果が出ています。言い換ええば、男性は好意と恋愛をより近いものだと感じ、女性は好意と恋愛をきっぱりと分けているということでしょうか。

また、女性の方が二人の記念日など良く覚えているものです。つまり、好意と恋愛の区別がはっきりしている女性は、その明確な分岐点があるので、恋愛をよりドラマチックに感じるのです。

ところが、好意の延長として恋愛に至っている男性は、劇的な体験として記憶していないことが多いのです。『愛を意識した日』としておぼえている女性は、『自分は愛されていない…』とおもってしまいます。
でも、彼を責めないでくださいね。決して彼の愛情が薄いというわけではなく、愛というスイッチの入り方が違うだけですから。


好意か愛情かで--- 男女の違い

女性は、好意と愛情に区別があるわけですが、恋愛と結婚がイコールで結びついていることが多くあります。その意味で、両者の間にははっきりとした境がありません。
女性は好意から恋愛にかわった時点で、恋人を結婚相手として意識することが多いのです。
 
一方、男性の場合、好意と愛情にあまり区別はないのですが、恋愛と結婚については一線を引いていることが多いのです。

この男女間の意識の思惑の違いが『結婚』をめぐって表面化した時に二人の本当の愛情が試されるかもしれません。

 恋人として好ましい人・結婚相手として好ましい人のタイプを聞いてみると、恋人にしたいのは、可愛い人や、優しい人、…、結婚したいのは、優しい人、料理の上手な人、健康な人…と、結婚相手には現実的なところを求めてるようです。


 以前、私が20歳すぎの頃、知人の男性が中華料理のお店をオープンするという話になりました。長年の夢を叶えるというなか、お付き合いをしている女性と入籍するのかとおもっていたら

『結婚相手とは思えない』

というのです。

”なんで!?”

と聞いたところ、真剣な表情で

『彼女は身体が弱いから…』

当時は、椅子からひっくり返りそうなくらいビックリした私でした。

まだまだ、彼も若かったし、彼女との関係も人生を共に歩むパートナーというところまで来てなかったのでしょうね。

次回は、『気がついたら好きになっていた…』④

彼がフラれた理由『好きだけど、愛とは違う』③





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