ポン引きか…
2011年03月28日
私が児童養護施設にボランティア活動を始めて8年。
今日は、私の所属している経営者の会で年末に行ったチャリティーオークションで集まったお金を児童達が必要としている書籍として寄付をしてきました。
このチャリティーの寄付は今年で2回目となります。
親の虐待や育児放棄で保護されてくる子供が定員(60名)の大半をしめ、その多くは引き取ることは長くはなく
病気、生活困難でどうして子供を育てることが難しく泣くなく子供を預ける人は1年以内に引き取りにくるという。
ゼロ歳から高校卒業するまでの子供たちがここで生活しています。
ここの段階では、かわいそうな…と感じるのも当然
ですが、
この数年間のボランティア活動で感じたこと。
決して”かわいそう”な子供たちではないということ。
環境は違えども、ここの子供も、うちの子供も同じように未来は自分で作って行ける。
ただ、成長する段階で人と関わることで感じること(楽しい・嬉しい・悔しい・つらい・)などの経験が極端に少ないように感じるんです。
そして、一番足らないのが、親という身近な大人が見守ってくれるという、
大きな愛情
そこが一番なんだろうけど。
卒園した子供たちの多くが(この十年間で定職に就いている子は4人というのが現実)
社会生活をまともに送ることが出来ずに、挫折して、ぬるま湯の世界に入っていく…
もちろん、きちんと社会人として自立出来ている方もいます。
正社員で就職して2年
自己都合で退職 次の会社で1カ月持たず
ポン引きか…
両親がいる家庭で育った子でも、引きこもりやニートが問題になっているんだから
社会全体の問題としてとらえる方が健全なのかもしれないけども。
なんとも、心が痛い。
本物のタイガーマスクならどんなことを考えるんだろう。
Posted by みらい at 22:38│Comments(0)
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