それでいいよ

2010年08月03日

それでいいよ
それでいいよ

生活を変えるというのは、難しいことだと思っていた。そう思い込んでいたふしがある。

この人生のなかで何度も生活は変わった。日々の暮し方も変わった。

人間には変えられることと、変えられないことがある。
どちらかといえば、変えられない方に挫折感が残る。
実際は「うまくいったこと」は忘れがちだ。うまくいったこと、それが本当に変わるべきことだったんだろうと思う。


ほんのちょっとでも辛いと思ったことは、継続するのが困難だった。
がんばっても、一年、二年が過ぎる頃には疲弊していた。そして別の方向へと流れる。
無理をして努力することの価値を子どもの頃から植えつけられていたから、辛いことの方が価値があると思いがちだった。振り返ってみて、努力とは苦しみではないことに気がつく。
継続できたことは、すべて楽しいことだった。楽しいから努力できたのであり、辛く苦しいことは続かない。楽しいこと、好きなことに惜しみなく努力できるようになったときが、満ち足りた状態だった。
なにが苦しくて、なにが楽しいのか本人にしかわからない。
楽しいと思おうとして、無理に自分をふるい立たせることもあるが、なにかしっくりこない。
自分のなかから出てくる「ちから」みたいなものに、敏感であることができなかった。


目先のとるにたらないことを、一個ずつ「できた、できた」と喜ぶ、小さな女の子を、目標の高いママが踏み潰す。そういうことは、単に自分の心のなかで起きていることだけど、心は社会とつながっていて、それが人生模様を作っていってしまう。


今日のような気持ちのよい日は、小さな女の子が元気だ。
「わーーー天気がよくて、よかった」
と、笑っている。そして「じゃあ、洗濯でもするか」と言う。
台ふきんが、風でひらひらしているような、そんな他愛もない風景が、なにかを変えてくれる。
そして、机の上を掃除して、パソコンを立ち上げる。洗ったふきん程度の気持ちになって。


それでいいよ。すべてをいきなり変えなくても、これでいい



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