不眠について ラベンダー~心の安らぎ~②

2010年08月11日

不眠について ラベンダー~心の安らぎ~② 

①の続き

不眠の原因は多種多様で、一人として同じではない。しかし、専門家の分析によると、おもに次のような要因が挙げられる。

1、恐怖や悲しみ。失恋、死別、事故や事件のなどのショックを受けた時。
2、極端な疲労。ストレスや不安。人間関係に悩みがあるとき。
3、病気で心身ともにダメージを受けているとき。
4、わけもなく神経がとがって、イライラするとき。
5、不規則でムチャクチャな生活習慣が長い時。
6、覚醒作用のある嗜好品や、薬物を過剰摂取した時。
7、寝室の環境が悪い時。

この後半の5-7は、その人の意思次第で物理的に排除したり改善することが出来るが、問題は前半の1-4である。自分の意志だけではどうにもならない。

 ラベンダーの優れているのこ、こうした不眠の理由がどうであれ、平常心を取り戻すのに手を貸してくれることだ香り成分が、体内の環境を一定に保つ自律神経に働きかけ、崩れたバランスを調整するのである。 
 自律神経は感情や心の変化に弱く、すぐに反応してしまう。

例えば、私たちは、恐怖や不安に遭遇すると、その恐怖心が脳の視床下部に伝わり、自律神経系はそれを内分泌系全体に支配する下垂体に伝達する。すると、副腎は、アドレナリンを放出し、胸がドキドキして、息も荒くなってくる。これらは、体内の中で瞬時に伝わり、反応を引き起こす。このため、不快なストレスが長期化すると、体内の恒常性を保っていた自律神経の働きにも支障が出て、やがては、不眠とか病気に繋がってくる。

 そこで、ラベンダーの登場である。

ラベンダーは、ただ物理的に眠りをもたらすのではなく、緊張した心を鎮める鎮静作用とセットになっている。 その実験の一つにが脈拍数の低下である。香りをかいで、数分のしないうちに、大きく息を吸いたくなり、呼吸がゆっくりして、血圧も下がるのである。

 香りをかぐと、匂いは鼻から脳の心臓部にあたる、視床下部に伝わる。視床下部は別名「心と体が出会う」場所と呼ばれている。だから、ラベンダーの香りをかぐと、眉間の奥深くに存在するであろう視床下部に思いをはせ、心と体の出会いをイメージするのである。
 
 また、視床下部の奥には体内時計がある。

視交叉状核という神経細胞が集まる場所で、左右の眼球の後ろ、眉間の奥で交叉しているというのである。
 つまり、ラベンダーの睡眠作用はこの鎮静作用と連動している。さらに、睡眠薬のように消化器から吸収されて血液から入るのではないので、作用も素早く、安全という利点もある。

                                            (続く)



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