不眠について ラベンダー~心の安らぎ~①

2010年08月11日

不眠について ラベンダー~心の安らぎ~①

暑い日が続いているんで真面目なお話を少し。

ラベンダーは一番身近に感じれるハーブや精油の代表かもしれません。

 
 ラベンダーは薄紫色をした紫蘇のような穂状花で、甘く複雑な香りがする。日本では北海道の富良野ラベンダー畑がおなじみだが、もともとは地中海原産の植物である。古代ギリシャ最初の薬草書「マテリア・メディカ」(1世紀)にその幅広い薬効が記されている。以来、ラベンダーはヨーロッパのどの時代においても、最も重要な薬用植物となってきた。
 
ラベンダーの薬効の一つに、皮膚の新陳代謝を活発にし、筋肉の緊張をほぐし、関節の痛みを和らげる作用がある。古代ローマの人たちは、大理石の床や浴槽にラベンダーの花を好んでまいたという。
 また、抗菌作用も優れているため、修道院や病院の床にローズマリーなどの他の芳香植物と一緒に敷き詰められた。人々がそこを通るたびにハーブが踏みしめられいい香りが漂う仕掛けである。それは、室内の空気を清新に保つだけではなく、感染予防や抗菌、虫よけになった。
 また、病人の気分を落ち着かせたり、眠りを助けたり、ちょっとした頭痛にもラベンダーは多いに活用されてきた。
 
 そして現代の科学的な分析からも生体を正常に保つ「バランス効果」が判った。
私たちが朝目覚め、夜になると眠くなるのは、24時間または、25時間の周期で繰り返される体内時計によっているという。 
 夜の時間になれば、体温や心拍数、血圧などといった生理機能もスローダウンしていく。そして、朝になると再び活動モードになる。この体内の生体リズムは、常に正常に体内で規則正しく行われるのである。
 
 あるイギリスの医療機関は、不眠患者をA・Bの2つのグループに分け、一方には睡眠薬を、もう一方にはラベンダーの精油をかがせるという実験をした。時間帯も昼・夜に分けた。すると、睡眠薬グループの方は、昼夜どちらに薬を飲んでも変化がなかった。しかし、ラベンダーのグループは、昼だと睡眠時間が短く、夜だと長時間ねむるのだった。

ラベンダーは人間の生体リズムと同調しているのである。

同じ睡眠効果であっても、睡眠薬よりラベンダーの方が自然な眠りをもたらすことがわかった。だから、副交感神経を休める夜にラベンダーの精油を数滴たらしたお湯で入浴したり、枕元に数滴垂らすことで、気持ちのいいにおいに囲まれるだけでく、質の良い眠りに就くことが出来るということである。
                                          (続く)



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